この文書では、Web Interfaceに割り当てられるショートカットキーを有効または無効にする方法について説明しています。
手順
ショートカットキーを有効または無効にする方法
以下の手順を使用すると、Web Interface内でデフォルトでICAクライアントのショートカットキーが割り当てられるようになります。いずれかのキーによりアプリケーションが影響を受ける場合は、該当のアプリケーションで矛盾が発生しないようにキーを変更できます。この手順は、クライアントワークステーション上にあるそれぞれのappsrv.iniファイルを変更する必要を軽減します。
Citrix Webクライアント(6.20.985、6.20.986、6.30.1050のすべてのバージョン)には、Appsrv.iniファイルや.icaファイルがインストールされたクライアントから読み込むコードが含まれていません。最新のICAクライアントをダウンロードして使用してください。
1. メモ帳などのテキストエディタでTemplate.icaファイル、またはWeb Interface 4.x以降でWeb Interfaceサイトで使用されているdefault.icaファイルを開きます。
2. 以下のICAパラメータをTemplate.icaまたはdefault.icaファイルの[WFClient]タグの下にコピーします。
Hotkey1Char=F1
Hotkey1Shift=Shift
Hotkey2Char=F3
Hotkey2Shift=Shift
Hotkey3Char=F2
Hotkey3Shift=Shift
Hotkey4Char=F1
Hotkey4Shift=Ctrl
Hotkey5Char=F2
Hotkey5Shift=Ctrl
Hotkey6Char=F2
Hotkey6Shift=Alt
Hotkey7Char=plus
Hotkey7Shift=Alt
Hotkey8Char=minus
Hotkey8Shift=Alt
Hotkey9Char=F3
HotKey9Shift=Ctrl
Hotkey10Char=F5
HotKey10Shift=Ctrl
Hotkey11Char=plus
Hotkey11Shift=Ctrl
Hotkey12Char=plus
Hotkey12Shift=Ctrl
Hotkey13Char=plus
Hotkey13Shift=Ctrl
注:上記のショートカットキーすべてをファイル内にコピーして下さい。
3. 必要なショートカットキーを割り当て、その他の値を「(none)」に設定します。
注:
• 通常、ICAセッション内では、ローカルオペレーティングシステムで設定されているショートカットキーは使用できませんが、一部にその動作を変更できるコードがあります。詳しくは、CTX107102 - [Document Not Found]の104ページにある『TransparentKeyPassthrough』、またはCTX110524 - Case Study: Explaining RDP Hotkey Functionality in an ICA Pass-through Sessionを参照してください。
• ショートカットキーの割り当ては、使用するPresentation Serverクライアントのバージョンによって異なります(追加、変更または削除)。テスト用のワークステーションには、配布されているWebクライアントで現在有効に割り当てられているショートカットキーを確認するために、比較できるバージョンのProgram Neighborhoodをインストールしてください。
例:ICA Webクライアントバージョン10.200をデフォルトでインストールすると、Web Interface 4.6を介してICAセッションでアクセスした「メモ帳」内で、Ctrl+F1の動作が許可されています。また、Hotkey4Shift=Ctrlを「なし」または「Shift」に設定してdefault.icaに上記のショートカットを追加すると、ICAセッションのメモ帳内でCtrl+F1ショートカットシーケエンスが事実上無効になります。アプリケーションの「メモ帳」にはCTRL+F1シーケンスに関する情報がありません。このように設定された場合、アプリケーションは期待通りに動作するようになります。
新しいショートカットキーのマッピング
以下のショートカットキーの組み合わせは、Presentation Server for Windowsクライアントのバージョン10.100で導入されました。
SHIFT + F2 - フルスクリーンからシームレスウィンドウモードへの切り替え
SHIFT + F2コマンドを使用すると、ICAセッションウィンドウをフルスクリーンからシームレスウィンドウモードへ切り替えることができます。
用法:ICAセッションウィンドウ内の実行中にキーボードでSHIFT + F2を押すと、ICAセッションがシームレスウィンドウモードに切り替わります。もう一度SHIFT + F2を押すと、ICAセッションウィンドウはフルスクリーンモードへ戻ります。
SHIFT + F11 – フルスクリーンICAセッションウィンドウの最小化
SHIFT + F11ショートカットキーコマンドを使用すると、フルスクリーンICAセッションウィンドウを最小化できます。
注意:この動作は、Presentation Serverクライアントバージョン10.214、10.223、10.225、10.230、11.00およびそれ以降では以前の状態に戻っており、デフォルト設定の状態でShift+F11を押してもICAセッションは最小化されません。しかしキーシークエンスはセッションへ送信されます(詳しくはCTX116284 – [Document Not Found]を参照してください)。
SHIFT + F12 – フルスクリーンICAセッションの復元
SHIFT + F12ショートカットキーコマンドは、最小化またはサイズ変更したICAセッションウィンドウを元のサイズに復元します。
Web Interfaceのショートカットキーを無効にする方法
Web Interfaceでショートカットキーを無効にするには、Template.icaファイルまたはdefault.icaファイルの[WFClient]セクションに以下の記述(Program NeighbohoordクライアントVersion 10.200.2650から取得)を追加します。
Hotkey1Char=(none)
Hotkey1Shift=(none)
Hotkey2Char=(none)
Hotkey2Shift=(none)
Hotkey3Char=(none)
Hotkey3Shift=(none)
Hotkey4Char=(none)
Hotkey4Shift=(none)
Hotkey5Char=(none)
Hotkey5Shift=(none)
Hotkey6Char=(none)
Hotkey6Shift=(none)
Hotkey7Char=(none)
Hotkey7Shift=(none)
Hotkey8Char=(none)
Hotkey8Shift=(none)
Hotkey9Char=(none)
HotKey9Shift=(none)
Hotkey10Char=(none)
Hotkey10Shift=(none)
Hotkey11Char=(none)
HotKey11Shift=(none)
Hotkey12Char=(none)
HotKey12Shift=(none)
Hotkey13Char=(none)
HotKey13Shift=(none)
追加情報
CTX103568 – [Document Not Found]
CTX103833 – [Document Not Found]
CTX107633 – [Document Not Found]
CTX106182 – [Document Not Found]
トラブルシューティングとして、ICAクライアントのバージョンを更新するか以前のバージョンに戻して、問題が解決したり新しい問題が発生したりしないかどうかを確認します。
関連情報
この資料は米国のCitrix Knowledge Baseで提供している情報をもとに作成したものです。
Document ID: CTX140219
How to Enable or Disable Hotkeys within an ICA File (including Template.ica file)